藤原竜也&小栗旬 ムサシ 大阪千秋楽 レポート♪ [小栗くん話]
井上ひさし作 蜷川演出作品 藤原竜也と小栗旬が競演で話題の舞台
「ムサシ」の大阪 千秋楽 の公演を観てきました
今回は、ものすごくチケット入手が困難でしたが、頑張ったかいがあり
5月7日の18:30公演と本日、10日の千秋楽の公演を2回観ることができました
蜷川演出の舞台としては、私が観た中では珍しい作品でした
想像していたものと、まったく違い笑えたことです
舞台は、3時間15分 2幕制
レポは↓
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物語は…宮本武蔵(藤原竜也)と佐々小次郎(小栗旬)の決闘のシーンからはじまる。
武蔵に敗れた小次郎だが、武蔵の情けでとどめは刺されず、立会っていた藩の医師により
急死に一生をとげる。
そして、舞台は6年後の鎌倉の寺…
寺開きの参籠禅(さんろうぜん)が執り行われようとしていた…
そこに、参加していた武蔵を追って小次郎が果たし状を持参し やってきた。
果し合いは、参籠禅が終わる4日御の早朝…
小次郎は、武蔵を見張るため 自らも参籠禅に加わると言い出した。
寺には…
大徳寺の長老 沢庵(辻萬長) 柳生宗矩(吉田鋼太郎)
寺のスポンサーである木屋まい(白石加代子) 筆屋乙女(鈴木杏)
寺に使える平心(大石継太) がいたが、沢庵の助言によりこの申し出は受理された。
3日3晩…武蔵と小次郎がともに生活をすることになる
その間に様々な事件が起こっていく…
筆屋乙女の父親の敵のあだ討ち騒ぎ…
小次郎の生き別れた母親騒ぎ…
あだ討ち騒ぎの中、剣術の稽古をつける小次郎…
剣の足裁きに、音楽が加わりダンスの群舞のようになってしまう演出には
会場…大爆笑だった
能狂いの柳生宗矩も、会場を笑わせるが
小次郎の母だと言い出した木屋まい…
吉田鋼太郎氏と白石加代子氏の演技のうまさは言うまでもないが
平心役の大石継太氏も、かなり客席を笑わせていた。
武蔵役の藤原氏と小次郎役の小栗氏の、やりとりも絶妙で楽しかった
最後のオチが、成仏できない仏が、寺に訪れる人に化けて
手をかえ品をかえ、武蔵と小次郎を仲直りさせようとしていた芝居だった…
というのには、驚いた
生きている時は、わからなかったが、死んでから後悔した自分達…
だから、武蔵と小次郎には命の花を散らして欲しくなったのだという…
千秋楽では、二人三脚の場面がより激しかったり
武蔵の投げた石を小次郎が扇ではらうシーンが失敗してやりなおしたり
といろいろあったが、大楽も楽しい舞台だった。
カーテンコールは4回
2回目のカーテンコールで客席が総立ちになってのを見て、小栗氏が藤原氏に
嬉しそうに「すごいな~」と言ったような気がした…
舞台に井上氏と蜷川氏も登場し、会場はさらに沸いた。
藤原氏と小栗氏が、3回目のカーテンコールでか握手をしたの印象的だった
カメラ撮影がはいっていたので、販売されるか聞いたところ
「秋頃の予定」と嬉しい返事が返ってきた
今回、チケットが取れなかった人にはDVDで
ぜひ観て欲しい楽しい作品だった
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